RS FANTASY

りくそらたのファンタジー小説おきば。
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LOVE PAHNTOM第2章 ファントム-5-  
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第2章 ファントム-5-

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「しぶといヤツだったぜ」
ジルが軽く息を弾ませた後、長く息を吐いた。
ギリギリまでラグナを使い続けたジルの体力は、すでに限界に近かった。
最後まで水の中で抵抗を試みたローグだったが、体力の限界に達していた男の最後は思ったよりもあっけなかった。
「まぁ、殺すのは可哀想だからな。半殺しで我慢してやるよ」
ジルは勝ち誇ったように、薄く笑みをもらした。


その後。
言葉通り半殺しの目に合わされたローグは、見るにも痛々しい姿に変わり果てた。
「あとはテリウスのお偉いさんに引き渡してやるよ。元海賊としては、剣を交えて死ぬのは本望だが、海軍に引き渡されるのは屈辱だろ?」
「…くっ!」
ローグは悔しそうに唇を噛み締める。
その様子を見てジルは口の端をにやりと引き上げて笑うと、ジェイの横に腰を下ろした。
「大丈夫か、坊主」
「…あんたは、俺らを殺す気か?」
ジェイはジルを激しく睨みつけた。
「いやぁ…。悪かったな」
一瞬、うっと言葉を詰まらせて、ジルはバツが悪そうに頭を掻いた。
「わしの予定では、もう少し早くにヤツがくたばるか、嬢ちゃんを放すと睨んでたんだ。思ったよりもしぶとくてな。
ま、結果的には助かったんだから、いいだろう。終わりよければ全てよしって言うだろ?」
悪びれもせず、ニカリと白い歯を覗かせて笑う。
本当にそう思っているからタチが悪い。



「────さて、と。
本部に引き渡す前に、お前さんに聞いておきたいことがあってなぁ」
ジルは先ほどと打って変わった表情で、男に詰め寄った。
「まどろっこしい事は大嫌いだから、単刀直入に聞く。
お前をそそのかしたやつは誰だ?」
その質問に、男の顔色が変わった。
「人質をとるなんたぁ卑怯な真似はいかにもお前らしいが、あまりにもすべてがスムーズにいきすぎる。お前の頭ごときで、わしを陥れたりできるはずがねぇ。
蛇香を使ったり、暗示をかけたり。その嬢ちゃんにつけているラグナを吸い取る指輪だってそうだ。
これはどこで手に入れた?誰からもらった!?」
一気にまくし立てるように、ジルが詰め寄った。
「出せ」
「何だと?」
「ファントムとやらを、出せ」
胸ぐらを掴み上げて、有無を言わせず懐から石を奪い取った。
「俺のだぞっ!!」
男がすごい剣幕で、ジルを睨みつける。
「これか…」
ジルは取り上げたファントムを光にかざした。
何ともいえない神秘的な光が、目の中に飛び込んでくる。


「────これが、ファントム」
ジェイも興味津々で、その手元を覗き込んだ。
「本当に実在するんだな」
と、感嘆の声を漏らす。
「興味あるのか?」
そう言って、ジルは石をジェイに手渡した。
何ともいえない輝きが、見るものの心を魅了する。


(アイツが恋焦がれてならなかった石が、今、俺の手元にある────)

何ともいえない複雑な気持ちの波が押し寄せてくる。
石を握る手が微かに震えた。

(…ん…?)
ジェイはもう一度、石を光にかざす。
ローグが手にしていた時は、もっと輝きを増していたように見えたのだが。
神秘的な輝きが、失せているような気がする。
「どうした?」
「…あ、いや…」
間違いなくあの時持っていた石のはずなのに、違和感がある気がしてならない。
(どこかで入れ替わった?…いや、そんなはずはない)
そんなタイミングなどなかった。
石を取り上げられた時の男の様子からしても、すり替えた風には見えなかった。
(気のせいか…?)
ジェイは難しい顔つきで、じっと手元の石を見つめた。



「さて。話の続きだ。
これの存在はどこで知った?誰から情報を吹き込まれ、どうやって手に入れた?」
「何でてめーに…!」
ジルの言葉に男はそっぽを向いた。
「じゃぁ質問を変える。嬢ちゃんの指輪はどこで手に入れた?」
「てめーらに教える義理はねぇ」
男はあくまでもシラを切る気だ。
「そうか」
ジルは短くそう言うと、懐から短刀を取り出し男の耳元に当てた。
刃が光に反射してキラリと光る。
「まずは、こっちの耳から切り落としてほしいか?」
ジェイとアイシェはぎょっとした。
ジルの表情から、その言葉は脅しではないのがわかる。
「もう一度聞こうか?
この指輪はどこで手に入れた?これが脅しで済まされないことは、お前もよーく分ってるよな?」
ピタリと耳元に刃を押し当てる。
NOと言えば、そのまま耳が片方吹っ飛びそうな勢いだ。
男は一瞬、ブルッと身震いをする。
「さあ、吐け。3、2、1───」
「わかったよ!!話しゃ、いいんだろ…ッ!?」
チッと舌打ちをして、吐き捨てるように言った。
「お前が話のわかるやつでよかったよ。わしもこの大事な短刀を、汚い血で汚したくはねぇからな」
そういうとジルは悪びれもせずに、口の端を引き上げて笑った。

「じゃあ、お前さんが知ってること、洗いざらい吐いてもらおうか」
短刀をパチンパチンと、手のひらで打ちながら縄で縛り上げられた男を見下ろした。
男はチッと一度舌を鳴らし悪態つくと、しぶしぶながらもその重い口を開く。
「お前ら、事の真相を知ったらどえらいことになるぞ?」
うっすら笑みを浮かべる。
捕まっているのに勝ち誇ったような目だ。
「どういうことだ?」
ジェイが眉をしかめる。
「俺もこのままじゃ、はらわたが煮えくり返りそうだから、教えてやるよ。
いいか?
その石は願いが叶うだの不老不死を与えるなど聖器のように伝えられてきたが、決してそんなもんじゃねぇ。
それは悪魔の石だ。持つものは石に魅了され利用され取り込まれていく。石が人を呼び、不幸を呼ぶんだ。」
「何を、馬鹿な…」
「俺が悔し紛れに言ってるとでも思うのか?それならそれでいい」
男はハッと鼻で笑う。
「その情報筋はどこだ?お前をそそのかした黒幕か?」
「黒幕?」
「以前、お前の側に見たことのない男がいたな。フードをかぶった浅黒い赤い目の男」
ジェイは弾かれたように顔を上げた。
フードの下に隠れた不気味に光る赤い目の男。
得体の知れないラグナを惜しげもなく使い、それを自由自在に操る。
ジェイもその力を目の当りにし、それに屈服した。
あの時のラグナの圧力を思い出しただけでも、震えがくる。
「何者だ?」
「聞いてどうする?軍の狗やトレジャーハンターみたいなならず者のお前らが、正義のヒーローでも気取るつもりか?」
そう言って男は鼻で笑う。
「まぁ、それも面白いかもしれんな。
冥途の土産に教えといてやるよ。俺もこのまま手のひらで踊らされたままじゃ、胸糞悪いからな」
男は諦めたように呟いた。



「────ジェイ…」

ふいに袖を掴まれた。
視線を返すと、自分の袖下でアイシェが真っ青な顔で震えていた。
「どうした?」
様子がおかしい。
青い顔をして、袖を掴んだ手が小刻みに震えている。
「ラグナが……」
「ラグナ?」

そう聞き返した次の瞬間だった。



「っつ!!!ーーーーーくっ、うーーーーっっっ!!!」

突然、男が声にならない悲鳴を上げた。
「どうした!?」
ジルが驚いたように声を上げる。
「ううぅーーーーーーっ!!うがぁぁーーーーっ!!!」
男は苦しそうに口から泡を吐くと、“見えない何か”から逃れるように縛られた体で床を這い回る。
「ローグ!!」
差し出された手を振り払い、床をのた打ち回り、悲鳴を上げる。
床に体を擦りつけ、声にならない悲鳴を上げる。
まるで体に付いた火をもみ消すかのように転げまわり、激しく痙攣しながら体を硬直させた後、その体がピタリと動かなくなった。
「…お、い…」
「────ローグ…?」
異様な光景に声も絶え絶えになりながら、ジルはその体を起そうと手を掛けた。

「────…くっ…!!!」
起しかけたその手が一瞬、躊躇し、そのままゆっくりと体から放された。

「…どうした?」



「死んでやがる……」



そう言ってごろりと男の体を転がした。
さき程まで話をしていたのが嘘のように、男の体は朽ち果てひどく爛れていた。
「…うぐっ…」
そのひどい有様に顔をしかめ、アイシェが手で顔を覆った。
「どういうことだ」
「口封じだな、こりゃ。裏の世界にゃあ、こういうことはよくあるぜ?
…気をつけろ。こいつをこんな状態にしたやつが、近くにいるはずだ」
ジルはチッと吐き捨てると、背に負った戦斧に手をやる。
「直接手を下さず、内側から力で潰しやがった。これはラグナの使い手にしかできない仕業だ。それもかなりの力の持ち主だ…」
ぞっとするような言葉を吐いた。


────膨大なラグナの力────。

最近、それを目の当たりにした。
押しつぶされそうなラグナの力を自在に操り、気配を消したりしていた赤い目の男。
そういえば、ここに掴まってからは一度も見ていない。
物凄く嫌な予感がして、ジェイは懐のダガーを探る。
こういう時の嫌な予感というのはよく当たる。
それは昔からだ。

ピクリ。
自分の袖下でアイシェの体が小さく動いた。
グッと掴んだ小さな手に力が入ったと思った瞬間。



「───…ジェイっ!!!」

弾かれたように顔を上げた。
「っ!?」
次の瞬間。
ジェイはアイシェの体を庇うように床に転がった。
手にしていたファントムが宙を舞い、身代わりのようにその場で砕けた。

「ジェイさんっ!!」
「坊主っ!!!」
ジルが慌てて駆け寄り、腕を引き上げる。
「大丈夫かっ!?」
「ああ…、平気だ」
激しく体を打ちつけたものの、反応が早かった為、傷は負っていない。
一緒に転がったアイシェを引き上げてやる。
彼女の一声がなければ、あのままお陀仏だっただろう。
アイシェは誰よりも早く、かすかな敵のラグナを感じ取っていたのだ。
それは誰にでも、できる事ではない。
現にジェイやリリ、ジルでさえ気付かなかった。
「アイシェ、大丈夫か?」
震える小さな体に声を掛けてやる。
「石、が…」
そう言ってアイシェが見つめた先に、敵の一撃を浴びて砕け散ったファントムの破片が辺りに散ばって光を反射させていた。
そうそうな力では決して砕けそうにない石が、いとも簡単に砕け散っている。
放たれたラグナの力が、相当なものだということが計り知れる。


「───ジェイ…っ!!」
アイシェが強く腕を掴んだ。
「───!?」
怯えたように見上げた先に、いつからそこにいたのかフードを目深にかぶった男がたたずんでいた。
しかもその体は軽く宙に浮いている。
目深に被ったフードの奥から、じっと見据える視線に思わず鳥肌がたった。
間違いなくその男は自分をここへと連れてきた男だ。
「やっぱり貴様か…」
ジルがチッと舌を鳴らした。
「おっさんも知っているのか?」
「ああ。わしが追っていた一番の手配はこいつだ。ローグは小物にすぎん。怪奇な事件の裏には、たいていこいつがいる。しばらく見かけないからおかしいとは思っていたんだが…」
「俺もそいつに、連れて来られたんだ」
「じゃぁ、やはりこの事件の黒幕もお前か!!」
ジルはものすごい剣幕で、男を睨みつけた。
それにひるむ事も臆する事もなく、男は口の端に薄っすら笑みを浮かべた。
「たいしたものですね。完全に消したはずのラグナを感じ取るとは…」
淡々とした口調で言葉を紡ぐ。
「制御の指輪も、そこまでは役に立っていないということですか。
まぁ、力を抑え込むだけには問題ないようですが」
「指輪?…アイシェの指輪の事を言っているのか!?」
ジェイは自分の下で小さく震えているアイシェを見下ろした。
怯えたように袖を掴むその指にはめられた指輪が、怪しい光を放っていた。
確かラグナを封じる指輪だと、男が言っていた。
「それをローグに渡したのもお前か!?」
「指輪を渡したのも、彼女の指にはめるように言い付けたのも私です。
彼にはもう少し駒として動いてもらう予定でしたが、思ったよりあっけなかったですね。残念だ」
「てめーが殺ったんだろーが!!」
「まぁ、その娘をさらって指輪をはめただけでも、よしとしましょう」
「…どういう…ことだ…?」

「────彼女のラグナは脅威だ」

フードに隠れた口の端が、ニヤリと引き上げられたように見えた。
不気味に笑うその陰に、得体の知れない陰謀が見え隠れしているような気がする。
「何の事だ!?」
ジルが眉を寄せた。
ジェイには思い当たる節があったが、あえて口には出さなかった。
先のアジトでアイシェが見せた底知れぬラグナの片鱗。
ひとつの属性のラグナではなく、少なくともあの時は二つ以上のものを使った。
それも、完成されたかなりの威力のものを息つく暇もなく連発した。
実際あの時は助かったのでそうは思わなかったが、今思い返せばあの力は脅威なのかもしれない。
それをこの男は知っている。

(────なぜだ?)

男が言っていた言葉。
アイシェは別口で攫って来た、と。
セイラは自分をおびき寄せるための人質でしかなかったが、アイシェは違っていた。
今回はたまたま自分をおびき寄せる為の餌になったが、本来はそれとは別の目的で連れ去られている。

(何の為に────?
指輪をはめて、力を削ぐ為か?)

聞いたこともないような村から連れ去られ、監禁されていたアイシェ。
そこいらにいる町娘を攫ってくるのとは訳が違う。




「まぁいいでしょう。
生きるも死ぬも石による定め。石の歴史に触れるものは、その石に選ばれ運命を共にする者か、資格を得ず命尽きるもの…。
ふたつのうちどちらかです。さて、あなた達はどちらでしょうね」
「石?…ファントムの事か?
この石が何だって言うんだ!?第一、砕けてなくなってしまったじゃねーかよ!」
「それは人の手によって作り上げた物。模造品にすぎません。それに石は、もともとあなた達の側にある」
「は?」
「ご存知なかったのですか?可哀相に」
「何のことだよ?」
「────本物は、そこに」
そう言って男はジェイの方を指差した。
「坊主、まさか本物を…?」
ジルが恐る恐る振り返った。
「いや、俺じゃねぇ。ファントムの存在も実物を見たのも初めてだ」
「それなら…」





「────アイシェか?」




袖元を掴んで顔を強張らせている小さな少女を見下ろした。
ひどく青ざめ、体が微かに震えている。
男のラグナの力を感じて震えているのか、ファントムの存在を指摘され震えているのかはわからないが、明らかに何かに怯えている。

「隠しているつもりでしょうが、溢れ出る力はそう簡単に隠し通せるものではありませんよ?」
その言葉にアイシェはますます顔色を青くして、胸元を握り締めた。
「石はそこですね?」
アイシェの行動に、男がピクリと反応を示した。
震えが一層ひどくなった。
「何の言いがかりかは知らないが、これ以上やめてくれ」
「いいがかり…だというのですか?」
「たとえそうだとしても、もうこいつには指一本触れさせねぇよ」
「彼女が石を隠し持っていたとしても、ですか?」
「石のことなんか関係ねぇ」
そもそも石の存在自体、ジェイは知らなかった。
理由はそこにはない。
なぜここまでしてアイシェを助けたいのか?
そう聞かれても、すぐには答えられないが、自分の中にある何かがそうさせていた。
もう二度と、アイシェを危険な目には合わせたくはなかった。


「…まぁいいでしょう。今はその時ではない。見逃しましょう」
「その時?」
「でもいずれ、石とその娘は我々の手に渡る。それまでせいぜい馴れ合っているといい。それがいずれ、あなた達の命取りになる」
「どういうことだ?アイシェが何だってんだ!?」
「知る必要はありません」
「────っ!?」
突然の突風に、ジェイはアイシェを庇うように身を伏せた。
ジルやリリも、体を覆うようにして身を縮める。
「────またいずれお会いしましょう」
「…くっ、待て…っ!!!」
風に消え入るように、男の声が不気味に響いた。
手がかりを掴むかのように手を伸ばすが、ひどい風に煽られそれさえもできない。
へたに手を離すと、腕の中のアイシェが風に攫われそうだった。


「────またいずれ」


それはいつまでも耳にざらりと残る、不愉快な声だった。






突風が収まり、次に目を開けた時には男の姿は忽然と消えていた。
風と共に一瞬見え隠れしたラグナの気配も、そこから全く感じなくなった。
気配を完全に消せることのできる男だ。
油断はできないが、もう近くにはいない、そんな予感が脳裏をかすめた。

「一体、何だったんだ…」
ジルは服や髪についた埃や塵を払いながら、顔をしかめた。
「すごかった、ですね」
青ざめた表情でリリが立ち上がった。
「大体、石を嬢ちゃんが持ってるなんて、わしは一言も…」

「───アイシェ!!」

言葉を遮るように、ジェイの声が響いた。
腕にすがった状態で、アイシェの体が雪崩れるようにその場に倒れ込んだ。
玉のような汗を額に浮べ、顔色がひどく悪い。
「おいおい、大丈夫か?」
ジルが歩み寄って、アイシェを覗き込んだ。
「ラグナに当てられたんだろ」
頬に張り付いた長い髪をそっと払ってやる。
「ヤツのラグナは相当なものだった。それをアイシェは全身で感じ取ってたみたいだ」
自分の袖元で青ざめた顔で震える、アイシェの顔を思い出す。
全く気配を感じることのできなかったラグナの力を、アイシェはいち早く感じ取った。
それがどういう力なのかはわからないが、普通に存在するような力でないことはわかる。
あの男はそれを知っていて、利用しようとしている。

(一体、何の為に────。)

そもそもなぜ、アイシェが石を持っていると知っていたのだろうか。
実際、本当にあの男が言うようにアイシェが石を持っているのだろうか。
“ファントム”と“アイシェ”。
このふたつは密接に関係しているのかもしれない。
考えれば考えるほど、謎が深まる。
分からないことだらけだ。



「どっちにしろ、ここから離れましょう」
リリが小さく呟いた。
「ああ。それがいい。こんなところとはさっさとおさらばだ」
そういうと、ジルは砕けたファントムの欠片を拾い上げる。
「念のため、な」
取り出した布に砕けた破片を包むと、それを懐にしまいこんだ。
「さ、ずらがろうぜ。嬢ちゃんもちゃんとしたベッドで休ませてやった方がいい」
「ああ」
そう言って頷くと、アイシェを抱き上げて立ち上がった。






>>To Be Continued



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